ドローン建物点検 サンプル報告書
1. 点検の目的・範囲 概要
1. 点検の目的・範囲 概要 1. 点検の目的・範囲 概要大規模修繕の計画策定に先立ち、外壁・屋上・付帯部の劣化状況を可視化し、補修の優先度を整理することを目的としています。可視画像および赤外線(熱画像)により、ひび割れ・浮き・漏水リスクを把握しました。
1. 点検の目的・範囲 概要
2. 使用機材・撮影条件機体 | DJI Matrice 30T(可視+赤外線搭載) |
---|---|
カメラ | 可視:4K/ 赤外線:640×512(NETD ≤ 50mK) |
高度・距離 | 10–30m(状況により調整) |
天候・気温 | 晴れ/ 30℃/ 風速 2–3m/s |
飛行許可 | 関係法令・管理規約に基づき申請・調整済み |
1. 点検の目的・範囲 概要
3. 点検結果サマリー部位 | 所見 | 推定リスク | 優先度 |
---|---|---|---|
外壁(北面) | タイル浮きの疑い(赤外線で温度差) | 経年劣化 → 落下リスク | 高 |
屋上防水 | 一部でふくれ・雨だまり | 漏水・躯体劣化 | 中 |
バルコニー | 手すり根元の錆色変化 | 腐食進行 | 中 |
※詳細は次章「4. 詳細所見」を参照。必要に応じて近接・打診調査を併用してください。
1. 点検の目的・範囲 概要
4. 詳細所見(例)>
可視画像:外壁北面(タイル目地に微細な浮き兆候)

従来工法とドローン工法の違い
外壁北面のタイル部分において、赤外線画像で周囲より高温・低温が混在する箇所が確認されました。 これはタイル浮きや接着不良による空気層の影響と推定されます。可視画像でも目地の細かな亀裂が見受けられるため、 近接打診による確定診断を推奨します。
1. 点検の目的・範囲 概要
5. 推奨対応・優先度短期(~3か月) | 外壁タイル浮き疑い箇所の近接調査・安全対策 |
---|---|
中期(~12か月) | 屋上防水の部分補修・排水経路改善 |
長期(~36か月) | 段階的な外壁補修・再点検サイクルの設定 |
1. 点検の目的・範囲 概要
6. 付録(提出物一覧)- 可視画像(静止画)一式/ 赤外線画像一式
- 劣化マップ(PNG/PDF)
- 飛行ログ・機材仕様(PDF)
- 保険証券(写)・資格保有証(写)