【長泉町】マンション外壁・屋根のドローン赤外線点検 事例
静岡県駿東郡長泉町の分譲マンション（8階建／築15年）にて、 外壁タイルの浮き・含水、屋上防水の劣化を 可視＋赤外線で短時間診断しました。国土交通省・所轄警察署の許可取得のうえ、 住環境・通行動線に配慮した飛行計画で実施。
- 所在地：長泉町（住宅地・学校近接のため飛行時間を配慮）
- 建物：RC造＋タイル貼り（約6,000㎡）
- 目的：大規模修繕前の劣化把握・修繕範囲と優先順位の根拠化
- 条件：外気温 19–23℃／微風（2–3m/s）／晴れ
足場不要で短時間・安全に高所を確認。クラックやタイル欠け、 錆汁の有無を上空から把握し、後工程（打診・散水）の優先度を判断。
![長泉町マンション 赤外線画像（ワイド＋拡大・温度差）](https://eagle-eyedrone.com/wp-content/uploads/2025/09/3c3cc1fb8155f9338a18b1e1fe3ec641-300x200.png")
タイル浮き・含水・防水劣化など“見えない劣化” を温度差で抽出。 可視と同一位置で突合し、誤認を低減。立面図へ位置マーキング。
課題（Before）
- タイル浮き・目地劣化の進行により、落下リスクが懸念。
- 屋上防水の経年劣化に伴う雨水浸入リスク。
- 学校・住宅が近接し、足場・作業時間の制約が大きい。
対応（Action）
- 国交省・所轄警察署の許可取得後に飛行。近隣掲示・時間帯配慮で安心を確保。
- 可視＋赤外線を同一軌道で撮影し、温度差マップを作成。
- 異常箇所を立面図へプロットし、修繕候補を整理。
主要検出ポイント（抜粋）
| 位置 | 疑い | 温度差ΔT | 所見 |
|---|---|---|---|
| 南面 5–7F バルコニー下 | タイル浮き | +2.1℃ | 残熱差が顕著。打診優先の候補 |
| 西面 3–4F 笠木・取合い | 含水（雨水浸入） | +1.5℃ | 連続する低温域。散水試験の候補 |
| 屋上 ドレン周り | 防水層劣化 | +1.8℃ | 水たまり痕と一致。ピンホール点検推奨 |
結果（After）
- 修繕対象を面で特定でき、足場・補修範囲を最適化（見積ベースで最大約35–40%のコスト抑制）。
- 点検時間は半日未満。居住者・近隣への影響を極小化。
- レポート（PDF）をそのまま理事会説明資料として活用。
ご注意：本ページの内容はサンプル事例です。画像の一部はイメージを含みます。
実際の点検方法・所要時間・費用・検出結果は建物条件により異なります。