高性能赤外線ドローンとは

足場なし・短時間で、外壁や屋根の“不具合の疑い”を広く抽出します。
可視+赤外線で、ひび・欠け・含水・タイル浮きの疑い箇所を安全に確認。
結果はPDFデータ納品。必要に応じて近接調査(打診等)をご提案します。

赤外線で”何が分かる?”(役割と限界)

  • 分かること:温度差から推定できる“異常の兆候”(含水、浮きの疑い、熱橋など)
  • 分からないこと:確定診断ではありません(材質・日射・風で見え方が変化)
  • 使い方:赤外はスクリーニング(ふるい分け)。疑い箇所を抽出→必要に応じ近接調査へ

外壁(可視)-軽微なひび・欠けの確認

外壁(赤外線)-温度分布の偏りから浮き・含水の疑いを抽出

項目推奨 / 注意
天候晴れ~薄曇りが目安。雨・強風は不可
時間帯日射で壁面が温まった後の時間帯が有利
強風不可(安全・ブレ対策)
表面材タイル・塗装面は適鏡面タイル・ガラスは不適
構造目地・空気層・断熱の有無で見え方が変化
結果の扱い疑い箇所の抽出 → 必要に応じ 近接・打診

飛行許可の種別(カテゴリーⅡA)

  • カテゴリーⅡA:立入管理(パイロン・コーン・誘導)を行った上での安全な運用
  • 安全計画:飛行範囲・高度・経路・役割分担を事前に定義
  • 運用範囲:日中・目視内(VLOS)での実施を基本としています(夜間は対応していません)
  • 資格:無人航空機操縦者技能証明(二等|マルチローター)

使用機材

  • DJI Matrice 30T:可視+赤外線サーマル搭載、6方向障害物検知、耐風性に配慮
  • 取得データ:可視写真/赤外画像(必要に応じて動画)
  • 成果物:PDF報告書(所見付き)+写真一式(ZIP)をデータ納品

保険・補償

  • 保険会社:DJI保険制度(運営:エアロエントリー株式会社)
  • プラン名・支払限度額:プランA/5億円(対人・対物)
  • 万一に備えた補償体制のもと、安全最優先で運用します。

事前提出物と当日の流れ

  • 点検計画書(概要):対象範囲・目的・実施日案
  • 安全運用計画:立入管理(導線図・コーン設置)、人員配置、緊急時対応
  • 飛行経路図:高度・経路・離発着位置(簡易図で可)
  • 使用機材一覧:機体・センサー付き
  • 保険証券の写し:プランA/限度額5億円
  • 住民告知文テンプレ:掲示・配布用(必要に応じて)

スケジュールの目安

  1. T–10~7日:ヒアリング→計画書・安全運用案を送付
  2. T–5~3日:飛行経路図・立入管理図を最終確定/住民告知
  3. T–1日:最終安全確認(天候・風速)/機材点検
  4. 当日:ブリーフィング→動線確保→可視+赤外の撮影→撤収
  5. T+3~5日:PDF報告書(データ納品)+写真一式(ZIP)を共有

対応エリア・費用について

・全国対応(出張可):交通費・宿泊費は実費。遠方は別途費用が生じる場合あり。
・拠点近隣はサービス価格あり(例:屋根だけ撮影プラン 15,000〜20,000円/15〜30分)。
・詳細は現場条件・申請要否・移動距離等により個別お見積りとなります。

雨や曇りの日でも撮影できますか?

雨・強風は不可。晴天~薄曇りで日射がある日が最適です。

赤外線カメラで確定診断はできますか?

赤外線は“疑い箇所の抽出”が目的。必要に応じて近接・打診で確認します。

住民の安全は?

カテゴリーⅡA基準に沿い、立入管理(動線確保)のもとで短時間実施します。

納品物は?

PDF報告書+写真ZIPのデータ納品です(専用ページで共有可)。

県外でも依頼できますか?

全国出張可(交通費・宿泊費等は別途)。スケジュールはご相談ください。

夜間の撮影はできますか?

夜間飛行には対応していません。安全を最優先し、日中の時間帯に実施します(スケジュールはご相談ください)。

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