【沼津市】マンション外壁・屋根のドローン赤外線点検 事例
静岡県沼津市内の分譲マンション（10階建／築18年）にて、外壁タイルの浮き・雨漏り兆候の有無を 可視＋赤外線で短時間診断しました。国土交通省・近隣警察署の許可を取得し、居住者負担を最小化して実施。
- 所在地：沼津市中心部（海側エリア）
- 建物：SRC＋タイル貼り（約7,200㎡）
- 目的：大規模修繕前の劣化把握・修繕範囲の根拠化
- 条件：外気温 18–22℃／微風（2–3m/s）／晴れ
北面外壁やバルコニー裏など、目視が難しい高所を安全かつ短時間で確認します。
- 足場不要で省コスト・短時間の点検が可能
- クラック・欠け・浮きの疑い箇所を位置付きで記録
- 居住者・近隣への配慮（飛行許可・時間帯・ルートを事前計画）
タイル浮き・含水などの“見えない劣化”を温度差で可視化します。
- 異常温度域（黄〜赤）を抽出し、再現性を確認
- 可視画像と同一位置で突き合わせ、誤認を低減
- 立面図に位置マーキングして修繕範囲を根拠化
北面外壁やバルコニー裏など、目視が難しい高所を安全かつ短時間で確認します。
- 足場不要で省コスト・短時間の点検が可能
- クラック・欠け・浮きの疑い箇所を位置付きで記録
- 居住者・近隣への配慮（飛行許可・時間帯・ルートを事前計画）
課題（Before）
- 目視巡回ではバルコニー裏や高所の微細劣化が判別困難。
- タイル浮き・雨漏りの可能性箇所が把握しきれないため、修繕見積が膨らみがち。
対応（Action）
- 国交省・警察署の許可取得後に飛行。近隣掲示・時間帯配慮で居住者の安心を確保。
- 可視＋赤外線を同一軌道で撮影し、温度差マップを作成。
- 異常箇所を立面図にプロットして修繕候補を整理。
主要検出ポイント（抜粋）
| 位置 | 疑い | 温度差ΔT | 所見 |
|---|---|---|---|
| 北面 6–8F バルコニー下 | タイル浮き | +2.4℃ | 日射後の残熱差を確認、アンカー近傍で顕著 |
| 西面 3–5F 笠木付近 | 含水（雨水浸入） | +1.8℃ | 連続した低温域。散水試験の優先候補 |
| 屋根 ドレン周り | 防水層劣化 | +2.1℃ | 水たまり痕と一致。ピンホール点検を推奨 |
結果（After）
- 修繕対象を面で特定でき、足場・補修の範囲を最適化（見積ベースで最大約40%のコスト抑制）。
- 点検時間は半日未満。居住者への影響を極小化。
- レポート（PDF）をそのまま理事会説明資料として活用。
※ 本ページの赤外線所見は代表例です。最終判断は現地条件・散水試験・コア抜き等の確認に基づきます。
ご注意：本ページの内容はサンプル事例です。画像の一部はイメージを含みます。
実際の点検方法・所要時間・費用・検出結果は建物条件により異なります。